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これで決着?!電気自動車とガソリン車のCO2排出量比較 ~ライフサイクルで考えよう~

 

ECOOS
ECOOS

いや、まいったネ

EV ONE
EV ONE

どうしたの、エコーズ?

ECOOS
ECOOS

けっきょく電気自動車が環境に良くないのなら、何を目的に買ったらいいのかよくわからんだ

EV ONE
EV ONE

環境負荷低減でなくても、静寂性、加速性、経済的なところでいいんじゃない?

ECOOS
ECOOS

うーん、ま、そうなんだけど、環境に良いと思って乗ってる人もいるんだろうなぁって。

EV ONE
EV ONE

そう考えている方にとっては、「ごめんなさい🙇‍♂」なんだけど。。。

ECOOS
ECOOS

ワシもまだなぜどれくらい環境に悪いのかわかってない。。

EV ONE
EV ONE

よし、じゃあ今日はそのへんをデータを交えてわかりやすく説明してみるね。

ECOOS
ECOOS

簡単にわかりやすく教えてよ。よろしくお願いしまーす。

 

今回は、これまでなかなか理解しづらかった電気自動車とガソリン車の環境への影響について取り組みたいと思います。

この記事を読めば、なぜ電気自動車がECOとは呼べないか、を感じていただければと思います。

記事内

EVのライフサイクルで考える

電気自動車は一見、クリーンなイメージがありますが、それはある一面しか見れていないようです😅

製造にはガソリン車を上回るCO2を排出をするし、走行時に使用する充電でも火力発電などで多くのCO2を排出している。

おまけに廃棄する際には産廃扱いになり、採掘も必要

貴重なレアメタルも取出・リサイクルも今は難しい。そのまま埋めると環境汚染に繋がります。

これらをまとめると以下のような関係性になります。

CO2排出量比較
生産時走行時廃却時
電気
自動車
ガソリン

 

製造時のCO2排出量比較

それではまず製造時を見てみましょう。

ガソリン車はガソリンをエンジンで燃やしてCO2を出して走るのに対し、EVは電気でモータを動かし走行中にCO2を出さない。。

そのため、EVはクリーンな車とされてきました。

 

ただ製造工程全体では、EVはガソリン車の倍以上のCO2を排出するという結果が出ていますね。

以下資料は、日本経済新聞2021月4月11日より引用。

EVの蓄電池が排出量の50%を占めており、材料に使う化合物などの製造に多くのCO2を排出しています。

 

走行中のCO2排出量比較

では走行中はどうなんでしょう。

EVは走行中にはほぼCO2は出しませんが、充電用の電気を作る際に火力発電などでCO2を排出します。

ガソリン車については燃料をエンジンでバンバン燃やしているので走行中のCO2排出は大きいのでしょうね。

発電の方法は各国さまざまだけど、走行距離が長ければ長いほどEVが有利なことはイメージ通りじゃないかなと思います。。

 

それらをふまえて、生産・走行・廃棄の合計において、EVのCO2排出量がガソリン車を下回るのは各国の走行距離が以下の通りとされています。

こちらも資料は、日本経済新聞2021月4月11日より引用。

EVがガソリン車と比較して優位となる走行距離
国名走行距離(万km)
アメリカ6
ヨーロッパ7.6
日本11
イギリス8
  • アメリカ:ガソリン車の燃費が悪いため、EVが有利になる距離が短い。
  • ヨーロッパ:再生可能エネルギーや原子力発電の比率が高くEV充電時のCO2排出量が少ない。
  • 日本:ガソリン車の燃費が良いうえに、火力発電ばかりで結果としてEV充電時にもCO2を排出するのでEVが有利になる距離が長い。

これを見ると日本のように火力発電に依存していてると、EVにてCO2を減らすのは当分厳しくて逆に増える可能性が高いってことですね。

みんなが11万キロ以上乗ってくれればいいんですが😗

 

11万キロ走るとガソリン車よりはエコ

これらを踏まえて、電気自動車を生産~走行~廃棄のライフサイクルアセスメント(LCA)で考えるとCO2排出量イメージは以下の通り(日本の場合)。

0kmのときは、前出の製造時の二酸化炭素排出量の数値です。

11万キロかぁ。。みんな乗るかな? 乗らないよねぇ?

平均寿命はだいたい10万キロくらい?だとすると難しいだろうなぁ。。

この分だとやはり電池製造時のCO2排出量を削減させる、供給する電気を再エネにすることができないとEV導入の効果は得られそうに有りませんね。

 

ちなみにアメリカは以下の様になります。

アメリカはガソリン車の燃費が悪いのでEVが有利になる距離が短いんでしたね。

国によっていろいろ状況が変わりそうです。

 

各国・企業の思惑が渦巻くEV業界

日本とアメリカの違いのように、各国の発電方法や自動車会社の思惑もあって、電気自動車をどう普及させるかは大きく影響しそうです。

以下に各国の自動車温暖化対策を記載しておきますね。

自動車関連温暖化対策
国・地域政策期限
イギリスガソリン新車販売禁止。
HVも禁止(~2035年)
~2030年
カリフォルニア
(アメリカ)
ガソリン・HV新車
販売禁止。
~2035年
中国ガソリン新車販売禁止。
EV:HV=50:50
~2035年
日本ガソリン新車販売禁止
(EV,HV,PHV,FCVのみ)
~2035年
フランスガソリン新車販売禁止。~2040年

うーん、本当に世界はこのまま2030年位まで突っ走っていってしまうのか?!

いいのか?!もう戻れないのか?!どうする?!日本!

 

はい、という感じで、ちゃんと計算するとCO2排出量はEVのほうが大!というお話でした。

今後も、製造時のCO2削減や再エネによる電源供給を行っていかないとダメ、ということでしたね。

 

逆に言えば、EVにはそのポテンシャルがあるということで、技術開発を勧めていくことがMUST。

あとは国・企業で利権が絡んでいそうな感じがするので、CO2排出量の数値は鵜呑みにせず、しっかり前提条件を確認しておきましょう。

まだまだEVが越えなきゃいけない課題は数多くあり、本当に環境にいい手段は何かを冷静に判断する必要がありそうです。

 

答えがでるのは2035年頃でしょうか?もっと早いかな?楽しみですねー。

それでは今日はこのへんで。さすがに疲れた。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今日も明日も安全運転で、いってらっしゃ~い!🚗

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