いや、マイッタね
どうしたの、エコーズ?
いつも思うんだけど、本当に日本で電気自動車が流行るんか、ってね
電気自動車は環境に優しいし、技術もどんどん進化しているので、10年後にはかなりのシェアを占めんじゃないかな?
本当?マスコミに踊らされているんじゃないのー?
そうかいそうかい、それならちょっと過去の推移や海外のデータも確認して考察してみようじゃないの。
おお、それいいね!一度調べてまとめてみようぜ!
…。(みようぜっって言うけど、君、いつも何もしないじゃん。。)
ということで、今回は10年後の日本における電気自動車のシェア予想をしてみたいと思います。
果たして、大方の予想通りEVがシェアを急拡大していくのか?それとも世間の思惑とは別に広がっていかないのか?
非常に興味深い内容になっていると思いますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
低いままの国内普及
まず、電気自動車の普及について、過去のデータを振り返ってみましょう。
過去20年間で、電気自動車は確かに成長してきましたが、そのペースは予想よりも遅かったといえるんじゃないでしょうか。
例えば、2000年代初頭には、電気自動車のシェアはほとんど存在しませんでしたね。
ただし、2010年代に入ると、三菱i-MiEVや日産リーフが発売されると、徐々にシェアが拡大し始めました。
しかし、そのシェアは依然として全体の自動車市場に占める割合は低いままです。
海外での普及について見てみると
次に、海外の動向を見てみましょう。
欧米諸国では、電気自動車の普及が進んでいますが、それでも全体の自動車市場に占める割合はまだまだ少ないです。
特にアメリカでは、電気自動車のシェアは急速に拡大していますが、ガソリン車やディーゼル車がまだ主流です。
2021年のEVシェアは約4%でしたが、2022年には約6-8%に増加。
欧州は2021年のEVシェアは約15%でしたが、2022年には約20-25%に増加したと言われています。
また、中国などの新興国では、電気自動車の普及が進んでいるものの、インフラ整備や価格面での課題が残っています。
中国は、2021年のEVシェアは約12%でしたが、2022年には約15-20%に増加していると言われています。
さらにいうと、中国はもうすでにEV補助金は廃止されており、乱立された電気自動車メーカが淘汰されていくでしょう。
では、なぜ電気自動車のシェアが広がらないのでしょうか?その理由はいくつかあります。
インフラ整備の遅れ
電気自動車を普及させるためには、充電ステーションなどのインフラ整備が不可欠です。
しかし、現状では、充電ステーションの数や範囲がまだ十分ではありません。これが、電気自動車の普及を妨げる大きな要因となっています。
価格面での課題
電気自動車は、ガソリン車やディーゼル車に比べて価格が高い傾向があります。
これは、電気自動車のバッテリーやモーターなどのコストが高いためです。
技術の進歩があれば安くなっていくと思いますが、そんな急に技術進歩するとも思えません。
また、補助金や税制優遇などの政策があるものの、それでも十分な普及には至っていません。
航続距離の問題
電気自動車は、ガソリン車やディーゼル車に比べて航続距離が短いという課題があります。
これは、バッテリー技術の限界や充電時間の長さが原因です。
航続距離が短いことで、長距離ドライブや旅行に不便を感じる人が多く、電気自動車の普及が進まない要因となっています。
航続距離を大幅に伸ばすために、全固体電池の開発も進められております。
ただし、こちらも製造コストが高いことや大量生産に向けた技術的な課題があり、まだまだ時間がかかりそう。
現状のままであれば20%ほどか
これらの理由から、10年後の日本における電気自動車のシェアは、現状よりも拡大するとはいえ、大幅なシェア拡大は難しいと考えられます。
現在のノルウェーは22年の電気自動車販売割合は80%を超えていると言われていて、普及率も5台に1台を占めるようになりました。
ただし、日本とは少し事情も異なりますし、どんなに頑張っても今のノルウェーレベルがやっとではないかと思います。
よって、今の自動車メーカの動きから鑑みて、日本国内では2033年は20%ほどにしか満たないのではないでしょうか。
10年なんて、ほんとあっと言う間ですね。
しかし、技術の進歩や政策の変化によって、状況は変わる可能性もあります。
今後も、電気自動車の動向や技術の進化に注目していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、皆さんの電気自動車に対する理解を深めるきっかけになれば幸いです。
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